ミスタープロ野球・長嶋茂雄が動き始めた!松井秀喜「巨人軍監督1000日計画」全貌

日刊大衆

写真はイメージです
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 東京ドームに“ゴジラ降臨”。といっても、話題の映画『ゴジラ-1.0』の話ではない。

「5月3日、巨人軍球団創設90周年記念特別試合『長嶋茂雄DAY』として開催された阪神戦の始球式に、『55番』を背負った松井秀喜氏(49)が登場。球場は大歓声に包まれました。

 5回終了時には、“4番サード長嶋”のコールで、長嶋茂雄氏(88)が松井氏を伴ってグラウンドに姿を見せた。球場のボルテージも、最高潮になりましたね」(スポーツ紙デスク)

 この日のイベントは、巨人のチケット販売戦略である一方、ミスターの“願い”も込められていたという。

「昨今、大谷翔平をはじめとした日本の一流選手が相次いでメジャー入りし、NPBの地盤沈下が明白です。

 ミスターは1993年の2度目の巨人監督就任時、同年に発足したJリーグ人気を意識するなど、NPBへの思いが人一倍、強い。それだけに、球界の人気復活には“松井巨人軍監督”が必要と考えている。ファンの大声援を後押しに、愛弟子に決断を促していたのでは」(ベテラン記者)

ニューヨーク・ヤンキースGM付特別アドバイザーだが

 だが現在、松井氏は大リーグのニューヨーク・ヤンキースGM付特別アドバイザーの肩書を持つ身だ。

「本籍地はNPB、現住所はMLBといった状況です。しかも、昨年オフに阿部慎之助監督(45)が巨人と3年契約を結び、チーム再建とV奪還を目指して奮闘中。成績次第では、3年後の契約延長も前提にあると聞きます」(前同)

 野球解説者の江本孟紀氏は期待を込めて、こう言う。

「松井監督が実現するかと聞かれれば、今のままでは難しいですね。ただし、松井本人が覚悟を決めれば、それでも実現する可能性はあるでしょう」

渡邉恒雄の悲願

“ゴジラ巨人”誕生へのハードルは、まだまだ高いようだ。ある巨人軍関係者は、こんな実情を漏らす。

「昨季、原辰徳監督の進退問題が浮上した際、松井の名前が取り沙汰されました。

 でも、近しい人によると、“松井は日本に帰って来ない”という感触だったそうです。読売グループのトップ、渡邉恒雄代表取締役主筆は、“俺が生きているうちに、なんとか松井を監督に”と、こだわっているそうですが……」

日本に帰ると必ず食事を

 だが、その高い壁を崩せるのが、ミスターとゴジラの間で結ばれた固い絆だという。

「4球団競合の末、ドラフトで当時監督だったミスターがクジを引き当てた。その後、『4番1000日計画』と称し、毎日のようにマンツーマン指導を行い、松井を育て上げました。

 今でも松井は、ミスターを恩師と慕っている。日本に帰ると、必ず最初に長嶋さんと食事をしています」(前出のベテラン記者)

国民栄誉賞も翻意

 これまでも、監督就任を固辞する松井氏に対し、ミスターは、粘り強く説得してきたという。

「ミスターから“俺でも最初は最下位だったんだから大丈夫”と言われても、松井は“そんな器ではありません”と断ってきた。

 ただ、最初は辞退の意向だった2013年の国民栄誉賞も、同時受賞するミスターの顔に泥は塗れないと、途中で翻意したそう。ミスターから“最後のお願い”と就任を要請されたら、義理堅い松井は断らないのでは」(前出の巨人軍関係者)

 プロ野球にも、ゴジラ復活の日は近い?

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