「南海トラフ地震」戦慄のXデー【画像】「マグニチュード9級巨大地震」危険マップ (3/5ページ)

日刊大衆

すると強度が低下して、地盤が滑りやすくなるんです」(全国紙科学部記者)

 流体の存在は、地震波の伝わる速度で推定できるという。流体の状況を測定している前出の中島氏は言う。

「四国の中央構造線(日本最大級の活断層)西側の下あたりで流体が上昇しているのではないかと考えて、注目しているところです」

 中央構造線は、淡路島の南方海域を経て、徳島県鳴門市から愛媛県伊予市まで四国北部をほぼ東西に横断し、伊予灘に至る。そのエリアは、南海トラフ地震の想定震源域とも重なる。

 その中央構造線の断層帯が動けば、最大M8級(最大震度7)の活断層型地震が起きると想定されている。

「仮に、それが震度4程度の規模に終わったとしても、南海トラフ地震の予兆と捉えることもできる。危機感を持って、注視しておくべきでしょう」(前出の科学部記者)

 次項では、南海トラフ地震が日本に引き起こす混乱について、検証していこう。

「半割れ」で東京・大阪2大都市壊滅

 南海トラフ地震が起こった場合、日本各地に、どれほどの被害をもたらすのか。

「政府の有識者会議の試算によると、震度6弱〜7の強い揺れが、東海〜九州地方までの広範囲で、数分にわたって続きます。

 震源域に近い高知県黒潮町の沿岸に最大34メートルの巨大津波が、また、大阪府に5メートル、東京都にも3メートルの津波が到達する可能性があります」(全国紙科学部記者)

 最悪の場合、死者(行方不明者を含む)は全国で約23万人、約209万棟の建物が全壊もしくは焼失。発災直後は、中京圏と近畿圏で1000万人以上の帰宅困難者が出て、1週間後には約880万人の避難者が発生するとされている。

 また、日本の経済も大打撃を受けることになる。

「工業製品の出荷額が国内シェアの7割を占める工業地帯、太平洋ベルトが被災し、飛行場や新幹線などの交通網が寸断。

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