「さかさま不動産」にて若手起業家コンビによるサウナがマッチング~築150年家屋と蔵が関東初のアースバッグサウナへ~

バリュープレス

株式会社On-Coのプレスリリース画像
株式会社On-Coのプレスリリース画像

株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下On-Co)が運営する、物件を借りて挑戦したい想いを可視化して貸主を募集するサービス「さかさま不動産」にて、起業したての20代コンビによる「土でできたアースバッグサウナ」への挑戦が、東京都青梅市の物件とマッチングしました。本物件は所有者の元親戚宅で、「地域内外に開かれた場にしたい」の想いとの共鳴により成約に至りました。

特定空き家となる前に有効活用へ

 深刻化する空き家問題。総務省によると、空き家の総数はこの20年間で約1.5倍(1988年:576万戸→2018年:849万戸)に増加。長期にわたり不在の「居住目的のない空き家」においては約1.9倍(349万戸)に増加し、2030年には470万戸になると推計されています。
 国交省は「空き家をなるべく早い段階で活用する」を基本とし、特定空家等の状態となる前に、空き家所有者に対して、適切な管理や、売却・賃貸の活用を促す仕組みづくりを課題としています。
参考:総務省 「平成30年住宅・土地統計調査」|国交省「我が国の空き家の現状と最新の政策動向について」

さかさま不動産の狙い

 さかさま不動産は、家の情報ではなく「借り手」の情報を開示してマッチングをするサイトです。
 従来の不動産流通の仕組みを逆にすることで、「貸す人や使途は選びたい」「物件情報を公開せず借り手を探したい」と考える非流通空き家の所有者や、チャレンジ精神を持つ人を誘致したい地域などからの相談が増えています。※HP:https://sakasama-fudosan.com/
 借り手側から、物件を借りたい想いや人物像を伝えることで、温かな関係性や物語が動き出し、街に事業や文化が生まれています。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDU1OCMzMzczMDAjNzQ1NThfUHFEQVlqa1dzby5wbmc.png ]
借主:想定地域外の家主に選ばれ理想のサウナへ

 今回成約したのは、IT企業を退職の上、今年起業した共同代表 山本幹太さん(29)と鈴木翔さん(26)。コロナ禍でサウナに魅了された二人は、2021年より日本最大級サウナインスタメディア「サウナコレクション」を運営。これまで巡ったサウナは350軒以上にのぼります。
 2022年からは理想のサウナ開業にむけて、三浦半島中心に1年以上物件を探していました。そこで2023年秋に、さかさま不動産湘南支局開局イベントに参加し、想いを発表・掲載。東京青梅の物件所有者の共感を得て、築150年の蔵付き邸宅・井戸を活用した、関東初となるアースバッグサウナ付き宿泊施設をオープンする流れとなりました。
 2024年10月開業を目指して、6月上旬には有志を募り、青梅地域の土を使ったアースバッグサウナづくりが始まる予定です。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDU1OCMzMzczMDAjNzQ1NThfZ1prdXlkcnNWUS5qcGc.jpg ]
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDU1OCMzMzczMDAjNzQ1NThfUGNiU0ZsYnJVWi5qcGc.jpg ]
家主:借主の想いに共鳴して応援者に

 成約物件は、東京青梅市にある築150年以上の蔵付き戸建。奈良県在住の家主(48)の元親戚宅で、10年程空き家でした。家主の仕事柄、地域での終末期医療やホームホスピスに関心があり「地域・世代を超えた交流の場にしたい」との考えのもと借主を探していました。 
 そこでさかさま不動産を介して、山本さん鈴木さんの考えに触れ、目指す方向性に共鳴。若者の挑戦を応援したいという想いもあり、成約に至りました。家主は「みんなにとって居心地の良い場所になるのがとても楽しみ」と話します。

地域と連携してフォローする仕組みへ

 空き家を介した関係性づくりに共感が集まり、全国の自治体やまちづくり団体との連携が広がりつつあります。各地の共通課題は、空き家が増え続ける一方、借りられる空き家は少なく、移住断念者が増加している流れ。さかさま不動産では単に空き家を埋める事を目的とせず、どんな人がどう活用するのかを、まちづくりの観点から考えることを大切にしています。
 現在は、岐阜県多治見や長野県辰野など全国16ヶ所に、空き家を介した関係性づくりに共鳴したさかさま不動産支局が開局。借主貸主からの問合せ対応や地域リレーションのサポートを行うとともに、毎月支局同士で地域を越境した情報共有を行い、連携を図っています。
※さかさま不動産支局:空き家を介した関係性づくりを、風土や課題を理解した人たちが地域密着でフォローする仕組み(現在14ヶ所が活動中)

今後の展開

 空き家を介した関係性づくりに共感が集まり、全国の自治体やまちづくり団体との連携が広がりつつあります。6月7日には山口県長門市にてさかさま不動産支局が開局され、年内には岐阜県や和歌山での支局開局も予定されています。今後も、やりたい想いを伝えることで応援者に出会えるプラットフォームとなり、挑戦を応援する気風づくりを目指します。

株式会社On-Coについて

共同創業:水谷岳史・藤田恭兵
設立:2019年3月
所在地:三重県桑名市西別所1375
拠点:愛知県名古屋市西区新道1丁目13-15昭和ビル(マダナサソウ)
HP:https://on-co.jp/
ミッションは「未来の前座になる」こと。強みは社会に必要と感じた概念を具現化すること。さかさま不動産や丘漁師組合、上回転研究所、マダナサソウなどのPJを展開している。




提供元:valuepressプレスリリース詳細へ

「「さかさま不動産」にて若手起業家コンビによるサウナがマッチング~築150年家屋と蔵が関東初のアースバッグサウナへ~」のページです。デイリーニュースオンラインは、青梅商店街活性化空き家課題SDGs地方移住ネットなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る