日本国旗はなぜ白と紅色?なんと1000色以上もあると言われる「日本の伝統色」

世界が認める日本の色彩文化
日本の伝統色は1000色以上あると言われ、非常に繊細な色で使い分けられています。
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1色1色に和の温かみを感じられる名前や、人物から取った名前、染め物や焼き物など….
和色カラーチャートを見るとその種類と名前に驚きます。
日本人の色彩感覚は海外でも絶賛されており、それは春夏秋冬で姿を変えるたくさんの
自然や植物、動物、鳥、花、果物を見てきたからこその感覚なのです。
また江戸時代には、幕府が庶民に対して華美や贅沢を禁じる奢侈禁止令(しゃしきんしれい)
を発令しました。
着物の色は茶や黒、鼠などの地味な色のみに規制されてしまいましたが、江戸っ子達はその中で
四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず)を生みだしました。
四十八茶百鼠とは文字通り読むと、48色の茶色と100色の鼠色と捉えられますが、それ以上の膨大なカラーバリエーションを表しています。
他の人とは違うものを着たいという思いで、色彩に微妙な違いをつけその見極めを楽しんだり、地味色を粋に着るという新たな発想で、規制された中でもおしゃれを楽しむ江戸っ子の心意気が感じられます。
神社や国旗はなぜ赤いの?日本の伝統色と言って思いつくのは、鳥居や神社の社殿に使われている赤を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?
赤は赤でもここで使われているのは朱色です。朱色には「魔除け」や「病気除け」の意味があるとされているんですよ♪
そして赤で言うともう1つ。日本の国旗の日の丸マークの赤は紅色です。
紅白はめでたいものとされており、紅色は「博愛と活力」白は「神聖と純潔」を意味すると言われています。
ちなみにこの日の丸マークですが、皇室の祖先とされている天照大神は、太陽の神である事はご存知の方が多いかと思います。
そのことから、自国を”日出ずる国”=太陽ののぼる国と称し、日の出の太陽をイメージしたデザインになっています。
稲荷神社では、農耕民族である日本人にとって恵みをもたらす太陽は神様であり、赤色は稲作に必要とされる陽光や温かさを運んでくれると考えられています。
自分の運命の伝統色を調べてみよう!生まれた月日によるバースデーカラー。これを誕辰和色(たんしんわいろ)といいます。
誕生石はなじみ深いと思いますが、色にも誕生日を表すものがあるのですよ♪色々な色味や美しい名前、特徴も知れるのでぜひ試してみてはいかがでしょうか?
参考:伝統色のいろは
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan