遺体が腐敗せず自然にミイラ化するコロンビアの町の謎 (2/4ページ)

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 ここには、サトゥルニナ・トーレスさんと同じように、死後に自然に、あるいは謎めいた形でミイラ化したサン・ベルナルドの住民13人の遺体が展示されている。

「神が母の姿をずっとそのままにしたいと思ったのだとしたら、なんらかの理由があるはずです」娘は言う。

 サトゥルニナ・トーレスさんは1993年に亡くなり、サン・ベルナルド公営墓地の納骨堂に埋葬されたが、2001年に掘り起こされてこのミイラ博物館に安置された。

 新しい遺体のためにスペースをあける習慣があるため、こうした処置自体は珍しいことではない。ただ、掘り起こされたとき、彼女の遺体は髪の毛や爪、皮膚組織の大部分が損なわれずにそのまま残っていた。

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・いったい何がおきているのか?
 驚きの現象だが、実はこれが初めての例ではない。1963年にこのように腐敗せずにミイラ化した遺体が初めて発見されて以来、同様のミイラが数十体見つかっているのだ。

 町の人々はいったいなにが起きているのかと驚き、たまたまだっただけと考えたという。しかし、その後も同様の遺体が増え、すぐ腐敗してしまうはずの眼球が残っている遺体さえあった。

 1980年代後半には、毎年50体ものミイラが発見されたことがあったが、その後は年々数は減っているという。・自然発生したミイラ化現象の謎はいまだ完全に解明されていない
 メキシコやイタリアでも、ミイラ化処理していない遺体がどういうわけか腐敗せずにミイラになるこうした現象は見られることがある。

 専門家たちは何度も説明しようと試みたが、サン・ベルナルドで自然発生したミイラ化の原因はいまだ解明されていない。

 地元の住民の中には、本人が生前善良だったため、死後の報酬なのだと信じている者もいるらしい。逆に罰だと考える者もいるという。
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