カタツムリにヒントを得たロボット、群れで協力して様々な作業をこなす (1/3ページ)
[画像を見る]
ぬるぬると這い回るカタツムリの動きは鈍いが、ロボット工学者の目には立派なロボット開発のヒントになる。実際、この新型ロボットはカタツムリにヒントを得て開発された。
カタツムリ・ロボットは「スワームロボット」と呼ばれるタイプのもので、単体でも活動できるが、その真価は群れ(スワームとは群れのことだ)をなして仲間と連携することで発揮される。
こうしたロボットのチームワークは、災害現場での被災者の捜索、危険な環境の調査、地球以外の惑星の探査など、さまざまな場面で役に立つと期待されている。
この研究は『Nature Communications』(2024年4月29日付)に掲載された。
・群れで協力して行動するロボット
「スワームロボット」とは、群れで行動することで、最大限の実力を発揮するロボットのことだ。群れの各ロボットは互いに通信して連携し、集団でありながら1つの個体として振る舞う。
状況によっては、ただ連携するだけでなく、物理的に合体することだってある。そして地上のスワームロボットの場合、これによって活動の幅を飛躍的に広げることができる。
[画像を見る]
たとえば飛行ロボットや水中ロボットは、もともと3次元的な空間の移動が想定されている。
ところが陸上ロボットに想定されるのは、水平方向の2次元的な動きだ。しかも、これまでに作られた実験的なロボットのほとんどは、滑らかで平らな路面を移動することしかできない。