自分の男性器の大きさに不満を持つ男性ほど銃を所有したがる、という俗説は誤りだったことが判明
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アメリカには「イチモツの大きさに不満のある男性ほど銃を所有したがる」という俗説があるそうだが、本当にそうなのか?このことに興味を持った研究者らは初めて実証的な分析を行った。
その研究結果によると、この説は誤りであることが分かったという。それどころかイチモツへの悩みが少ない男性ほど銃を所有をしていたのだ。
1,840人のアメリカ人男性のデータをもとに行われたこの研究では、他にも興味深い事実が明らかになっている。
・銃・イチモツ補完仮説
男性器はただの肉体的パーツというだけにとどまらず、男性の心に深く根ざしたある種の象徴として考えられている可能性がある。
たとえばイチモツに執着したことで知られる心理学者のジークムント・フロイトは、その著作『精神分析入門』で、銃は男性器の象徴であるとの夢解釈理論を述べている。
これに関連して、銃の所有にまつわる心理学的な理論からは、イチモツの大きさに不満がある男性ほど、銃を所有したがるという仮説が導き出されるという。
ここではこれを「銃・イチモツ補完仮説」と呼ぼう。
このほぼ俗説のような仮説は、これまで一度も検証されたことがないにもかかわらず、銃社会アメリカでは昔からまことしやかに囁かれてきた。
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photo by iStock・この説を検証するための初めての分析が行われる
そこで今回、テキサス大学サンアントニオ校の研究チームは、銃・イチモツ補完仮説が本当なのかどうか確かめてみることにしたのだ。
ベースとなったのは、アメリカにおける男性性・性的健康・政治との関連性を調べる目的で行われた「2023年度 男性性・性的健康・政治調査(MSHAP)」のデータだ。
分析対象となった男性1840人は、銃や火器の所有しているかどうか、所有しているとしたらその種類や数などについて質問された。
参加者はくわえて、イチモツの大きさの満足度や、過去に何らかのイチモツ増大法(たとえばポンプ式の器具や手術など)を試したことがあるかどうかも尋ねられた。
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・イチモツへの不満と銃の所有率は比例しない
その結果を全体的にみると、43%が個人的に銃を所有、11%が軍用ライフルを所有しているとの回答。
イチモツの大きさについてはそれほど不満に思っている人はおらず、イチモツ増大法を試したことのある男性はわずか7%だった。
むしろ悩みのない男性ほど銃を所有している傾向にあったのだ。つまり詳しく分析しても、銃・イチモツ補完仮説の正しさを裏付けられなかったということにある。
イチモツ増大法を試したことのある男性とない男性で、銃の所有率に差はなく、むしろイチモツの大きさに不満がない男性ほど、銃の所有率・軍用ライフルの所有率・総所有数などあらゆる点で銃を所有している傾向が高かった。・他にも興味深い結果が
面白いのは、イチモツの不満と銃の所有との相関が一番強く認められたのは18~29歳および45~59歳で、30代が抜け落ちていることだ(なお一番弱かったのは60歳以上)。
研究チームの推測によれば、30代の相関が弱かったのは、30歳前後で男性ホルモン(テストステロン)が減少し、その後50歳頃にリバウンドするからではないかという。
また別の仮説としては、ジェンダーの社会的構築主義理論が当てはまる可能性も指摘されている。
つまり、社会が抱く男らしさのイメージは、男性の年齢によって大きく違う。
だから男性が30代に差し掛かるようになると、イチモツを含む自分の身体について、とらえ方が変化しているかもしれないということだ。
いずれにせよ、「イチモツが小さい人ほど銃を持ちたがる」という、男性にまつわる奇妙な偏見が解消されたのなら幸いだ。
この研究は『American Journal of Men's Health』(2024年5月31日付)に掲載された。
References:Guns and manhood size: Study deflates compensation theory / written by hiroching / edited by / parumo
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