幕末の戊辰戦争であの「錦の御旗」を作った?大久保利通の愛妾・杉浦勇とはどんな女性だったのか (3/4ページ)
「我らこそ官軍なりと内外に示すための印が欲しい」
「ここは一つ、錦旗を掲げようではないか」
「しかしあまりにみすぼらしくては困る。どこかへ発注しようにも、錦旗偽造の秘策が漏洩しては元も子もない……」
「そうだ、女物の帯として発注してはどうだろうか?」
女物の帯であれば、人に知られても秘策が発覚する可能性は低いでしょう。
そこで大久保は、勇に自分の帯として西陣に錦旗を注文させました。
かくして偽造がバレることなく、出来上がった錦旗は倒幕戦争(戊辰戦争)の陣頭に燦然と輝きます。
新政府軍の士気は大いに高まり、みごと旧幕府軍を撃破したのでした。
勇もまた、明治維新において大きく貢献した一人と言えるでしょう。
明治維新後の杉浦勇
明治の世に移り変わると、勇は大久保利通を追って東京へ移住します。大久保との間には四人の男子を授かりました。