調子に乗るな!未亡人となった紫式部があわれな勘違い男を瞬殺【光る君へ】 (3/3ページ)
……人を蜘蛛に喩えた仕返しです。安っぽい慰めなど無用、俗物と一緒にいても煩わしいだけではありませんか。
(紫式部の寄り添った宣孝が高尚な聖人君子かと言われれば微妙ですが……)
かくして男は瞬殺されてしまったということです。
(九一)
たまさかに返りごとしたりけり(る)人、後にまたも書かざりけるに、お(を)とこ
お(を)りおりに かくとは見えて ささがにの
いかに思へば 絶ゆるなるらん(九二)
返し、九月つごもりになりにけり。
霜枯れの 浅茅にまがふ ささがにの
いかなるお(を)りに かくと見ゆらん
今回は『紫式部集』より、下心むき出し男が紫式部に瞬殺されるエピソードを紹介しました。
他にも紫式部に言い寄る男たちはいたようですが、いずれも成就することなく返り討ち?に遭っています。
果たしてNHK大河ドラマ「光る君へ」では、こうしたやりとりは描かれるのでしょうか。今から楽しみですね!
※参考文献:
南波浩 校註『紫式部集 付 大弐三位集・藤原惟規集』岩波文庫、2024年2月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan