この選挙、クリーンすぎる 誰が勝っても〝極楽確実〟な候補者一覧がこちらです (2/3ページ)

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「石仏への興味を深めてほしい」

臼杵石仏(磨崖仏)は、平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻された石仏群。「国宝臼杵石仏」の施設内には全部で61体の石仏が安置されていて、その全てが国宝に指定されている。

歴史的にも価値がある史跡なのだが、「説明がないと難しい」「若い人には馴染みが薄い」などの理由から石仏を見に来る人は年々減少しているそう。

1972年には30万人いた観光客は、2019年には11万人に、2021年には4万人にまで減ってしまったという。

そこで企画されたのが、61体の中から厳選した9体の石仏それぞれに公約ポスターを作り、観光客に自分の「推し仏」を選んで投票してもらうという「国宝臼杵石仏美仏総選挙2021」だった。

「愛染明王坐像」のポスター(画像は臼杵市観光協会提供)
「この総選挙を通して、ただ見学するだけでなく表情豊かな仏様の姿を観て、それぞれの仏様の意味や歴史に触れて、石仏への興味を深めてほしいと思い企画しました」(同担当者)

ちなみに、当時新型コロナウイルスの影響で県外に行けない学生が修学旅行として臼杵石仏を見学する機会が増えていたことも、企画に至った理由の1つだった。

投票は2021年8月1日~10月31日までの期間中、現地投票とweb投票によって行われ、最終的な投票総数は9057票。

そうして厳正なる選挙の結果誕生したのが、「大日如来坐像」を内閣総理大臣とした、「第一次美仏内閣」だった。

厚生労働大臣には「金剛力士立像」、財務大臣には「多聞天立像」など、9体全てに役職が与えられた(画像は臼杵市観光協会提供)

総選挙開催後は、企画が「第31回日本プロモーション企画コンテスト」で「地域キャンペーン特別賞」を受賞。

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