怒り狂い刀を振り回し、女中を叱り飛ばし…徳川家康の名君イメージは作られたものだった。その実像とは? (4/4ページ)
ちなみに家康は、自分の性格を戒めるために、有名な「しかみ像」の絵を常に近くに置いておいていたという伝説があります。しかしこれは正式な記録が残っている話ではありません。やはり上記のような「神君家康公」のイメージを補強する作り話として流布していったものと考えられます。
私たちが徳川家康に対して抱いている「我慢強く落ち着きのある性格」「機を見るに敏な名君」などのイメージは、実は徳川幕府の政策のたまものだと言えるでしょう。
参考資料:日本史の謎検証委員会・編『図解 最新研究でここまでわかった日本史人物通説のウソ』彩図社・2022年
画像出典:photoAC, Wikipedia
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