世界最長寿の脊椎動物「ニシオンデンザメ」長生きの理由のひとつは筋肉の代謝にあった (2/4ページ)

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マンチェスター大学のユアン・キャンプリソン氏と研究チームは、ニシオンデンザメからサンプルを採取した / image credit:Ewan Camplisson・年をとっても筋肉の代謝が変わらないことが判明
 そして明らかになったのは、筋肉の代謝は年齢によってほとんど影響を受けていないということだ。

 つまりニシオンデンザメは、老化してもほとんど代謝が低下しないのだ。このサメの長寿に強く関係していると考えられる驚きの事実である。

 「多くの動物は、老化によって代謝酵素の活性に何らかの変化が現れるようになりますが、それとはまるで違います」

 以前からカンプリソン氏は、ニシオンデンザメはほかの動物のような老化の兆候を示さないだろうと考えてきたが、この仮説があらためて裏付けられたことになる。

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・海水温度が上がると代謝が活発になることも判明
 この分析ではさらに、海水の温度が高くなると、ニシオンデンザメの代謝酵素が大きく活性化することも明らかになった。

 これも意外な結果だ。カンプリソン氏の事前の予想は、このサメの筋肉が極寒の海向けの特別仕様で、水温が低いほど代謝が活発になるというものだった。ところが、そうではなかったのだ。

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・ニシオンデンザメの生態の解明と保護
 ニシオンデンザメは、北大西洋全域と沿岸沖の大陸棚地帯に生息する。
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