世界最長寿の脊椎動物「ニシオンデンザメ」長生きの理由のひとつは筋肉の代謝にあった (3/4ページ)

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英名のグリーンランドシャークが示すように、グリーンランドにも分布している。

 ツノザメ目の最大種で、最大体長7.3m。体色は灰色で、近縁種のオンデンザメと同じく深海性だが、エサを求めて浅海や河口付近にも上がってくるなど行動範囲は広い。

 また、泳ぐ速さは時速1kmほどで、サメ類に限らず大型魚類の中でも極端に遅いことが分かっている。

 驚異的寿命をもつニシオンデンザメだが、それが仇となって、地球温暖化への適応が難しく、絶滅の危険があると考えられている。

ニシオンデンザメのメスは150歳になるまで性的に成熟しないかもしれません。このように世代の感覚が長いために、人間が引き起こす環境の変化に適応することが難しいのです(ユアン・カンプリソン氏)
 カンプリソン氏は今後も、ニシオンデンザメの代謝活動を解明するために、酵素や組織の検査を行う予定だとのことだ。

 彼の最終的な目標はこの種を守ることです。そのための最善の方法が、サメをよりよく理解することだと語る。

 またこうした研究は、私たち人間の心臓や血管の健康を守ることにも応用できると期待されるそうだ。

 この研究は、2024年7月2~5日にプラハで開催された『Society for Experimental Biology Annual Conference』で発表された。
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