世界最長寿の脊椎動物「ニシオンデンザメ」長生きの理由のひとつは筋肉の代謝にあった (1/4ページ)
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西洋ではグリーンランドシャークと呼ばれる「ニシオンデンザメ」の驚異的な長寿は、どうやら筋肉の代謝活動が大きく関係しているようだ。
北大西洋や北極海の極寒の海で生きるニシオンデンザメは、脊椎動物としてはもっとも長生きで、500年は生きる可能性がある超長寿生物だ。なにしろ日本の室町時代末期から生きてい個体が見つかったくらいだ。
だが、一体どのような進化を遂げれば、これほど長生きできるようになるのだろうか?
従来の仮説では、ニシオンデンザメが暮らす寒冷な環境とあまり体を動かさないライフスタイルが関係していると考えられていたが、どうももっと複雑な要因が絡んでいるようだ。
・ニシオンデンザメの代謝を調査
英国マンチェスター大学の博士課程の学生ユアン・カンプリソン氏によれば、「ほとんどの種は、年をとると代謝にバラツキ」が出るのだという。
そこで彼らは、ニシオンデンザメの代謝もまた老化によって変化するのか調べてみることにした。
具体的には、ニシオンデンザメの筋肉のサンプルを分光光度計で測定し、そこに含まれる酵素が年齢や温度の違いによってどのような影響を受けているのか分析するのだ。