5万1000年前の「物語を伝える洞窟壁画」をインドネシアで発見、絵物語としては世界最古か? (3/5ページ)

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レアン・カランプアン洞窟の中の、幅およそ4.5mの範囲に描かれた壁画 / image credit: Adhi Agus Oktaviana et al.; (CC-BY 4.0 Deed)・世界最古の物語を伝える壁画である可能性
 半身半獣、つまり獣人は現実には存在しない架空の生き物だ。つまり、これを描いた人間は、そうした超自然の存在を想像する能力を持っていたことになる。

 これまでの最古の獣人の証拠は、ドイツの洞窟で発見されたおよそ4万年前の「ライオン男」の彫刻だった。

 インドネシアで発見されたこのイボイノシシと獣人の壁画によって、年代が2万年もさかのぼることになったわけだ。

 ネアンデルタール人以前の原始的な種族が、こうした複雑な具象芸術を制作した例はないという。

 これほど初期に獣人を想像することができたのは、人間の複雑な認知能力のまぎれもない証拠だといえよう。

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インドネシア、スラウェシ島の地図。長方形で囲んだエリアがマロス=バンケップ・カルスト。
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