ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が液体の水が存在する可能性のある太陽系外惑星を発見 (2/4ページ)
じつはLHS 1140 bは以前から宇宙の水を探す研究者たちから注目されていたが、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使った最新の観測によって、彼らの期待が間違っていなかったことがわかったのだ。
これまでLHS 1140 bが「スーパーアース」(地球より大きな岩石惑星)なのか、「ミニ・ネプチューン」(海王星型の小さなガス惑星)なのかはっきりしなかった。
だがジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測データは、おそらくミニ・ネプチューンではないだろうことを示している。
もしLHS 1140 bがこのタイプなら、その大きな大気によって吸収された光の痕跡が見られるはずだが、それがないのだ。
データが告げているのは、むしろLHS 1140 bは地球のような岩石惑星であろうということだ。つまりスーパーアースである可能性が濃厚ということだ。
しかもそれだけでなく、地球にも似た窒素が豊富な大気の存在すら示唆されている。
まだはっきりと決まったわけではないが、窒素の大気の有無は液体の水が存在する条件にも関係するため、もし本当なら大きな意味がある。
[画像を見る]
HS 1140 bは、木星の衛星エウロパのように完全に氷で覆われた惑星の可能性もあるが、一部が液体の海のままである可能性もある / Credit: B. Gougeon/Universite de Montreal.・そこに生命はあるか?
LHS 1140 bはその大きさの割には質量が小さい。このことから、その10~20%は水でできていると推測されている。
モデルに基づく予測では、LHS 1140 bは氷の惑星であるようだ。だが、その自転は恒星と完全に同期し、地球の月のように片側を常にそちらに向けているので、暖かい面には液体の海ができるだろうと考えられる。
その海は直径4000kmほどで、地球の大西洋とほぼ同じ大きさ。