赤い着物のおかっぱ禿たちが都を監視!平清盛が放った不気味な子どもスパイ集団の実態【後編】 (4/5ページ)
その子らは平家の悪口を話しているのを聞きつけると、その家に乱入して家財道具を没収して、その者をひっとらえて六波羅(清盛のいるところ)に連れていく。
「六波羅殿の禿」といえば場所も避けて通った…‥
という内容です。
本当ならば可愛いさかりの14〜16歳の子どもたちなのに、皆同じおかっぱにさせられお揃いの赤い着物を着ているという姿を想像するだけで、何やら不気味な感じがします。
300人もの子ども達が表情を消したまま、「ん?清盛さまの悪口を言ってるのか?」と、人々が立ち話をしている後ろにそっと忍び寄ったり、家の外で耳をそばだてたり、勝手に家の中に押し入ったりしている姿を想像すると、子どもだけに背筋がぞっとするようです。
この六波羅殿の禿たちが、宮中を出入りする際は、役人たちも見て見ぬフリをしていたと書いてるので、よほど恐れられていたのでしょう。
そして「驕れる者は久しからず」…
この禿の存在は『平家物語』にしか記述がないそうです。