赤い着物のおかっぱ禿たちが都を監視!平清盛が放った不気味な子どもスパイ集団の実態【後編】 (3/5ページ)

Japaaan

赤い着物におかっぱ頭の集団

京の都に放たれた300人もの赤い着物でおかっぱの禿たちのイメージ

『平家物語』の「禿髪」の第二節に、このスパイ集団に触れた部分があります。
(原文)

その故は、入道相國の謀に、十四五六の童部を三百人そろへて、髮をかぶろに切りまはし、赤き直垂を着せて、召し使はれけるが、京中に滿ち滿ちて、往反しけり。おのづから、平家のことあしざまに申す者あれば、一人聞き出さぬほどこそありけれ、餘黨にふれ回して、その家に亂入し、資材雜具を追捕し、その奴をからめ取つて、六波羅へ率て參る。

されば、目に見、心に知るといへど、詞にあらはれて申す者なし。六波羅殿の禿といひてんしかば、道を過ぐる馬車もよぎてぞほりける。禁門を出入すといへども、姓名を尋ねらるるに及ばず、京師の長吏、これがために目を側むと見えたり。

現代風に意訳すると‥

入道相國(平清盛)の計画で、14〜16歳の子どもを300人揃え、髪をおかっぱに切り揃え、赤い直垂(ひたたれ/主に武家社会で用いられた男性用衣服、日本の装束の一つ)を着せた集団を京の都に放って行き来させていた。

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