カンブリア紀を生きたタコスみたいな節足動物「オダライア」に大顎があることが判明 (1/4ページ)
[画像を見る]
カンブリア紀に生息していたタコスのような形をした海洋節足生物「オダライア」の進化と生態が明らかになりつつある。
カナダのロイヤルオンタリオ博物館(ROM)に所蔵されている化石を分析したところ、オダライアには下顎があったことがわかったのだ。
100年以上前にバージェス頁岩で初めて発見されて以来、ずっと謎だった節足動物の分類に決着がついた。この生き物は大顎類(だいがくるい)に分類することができ、初期生物の進化と多様性について新たな事実が明らかになることが期待されている。
・カンブリア紀の節足動物「オダライア」に驚くべき発見
オダライア(Odaraia)の化石の口周辺にはギザギザした大きな付属肢のようなものが特定でき、明らかに下顎があったことを示している。
これは節足動物のうち六脚類・甲殻類・多足類をまとめた分類群「大顎類」の重要な特徴のひとつで、オダライアがこのグループのもっとも初期のメンバーだったことを示している。
もうひとつの驚くべき発見は、脚についている大小さまざまな棘が複雑に機能していたことがわかったことだ。
これらの棘は絡み合っていて、まるで漁網のように小さな獲物を捕らえることができたという。
この事実は、初期の大顎動物の一部が海底を離れて水中を探索し、未来の生態系の成功の種をまいたことを示している。