日本酒の“利き酒”で自己分析! 名酒『久保田』を飲み比べてみて分かったこと (2/4ページ)
まずは視覚から、日本酒の透明度、にごり方などを確かめ、楽しみます。次に香りを確かめ、少量を口に含み、空気と混ざった時の「口中香」を楽しみます。そして飲み込み、舌に残る「残味」……味の余韻を楽しみます。
改めて日本酒のプロたちのお話を聞いてみると、まずはお酒の楽しみ方に対する意識が変わります。飲み会などで日本酒を勧められる時など、周りに気を遣いながらお酒を飲んでいると、味を楽しむ暇もなく飲み干してしまうこともあるかもしれません。しかし『久保田』シリーズの中には、4合瓶で1万円を超えるような高級なお酒も……!
酒蔵で杜氏や酒蔵メンバーたちが我が子のように育ててきた日本酒。その愛を理解した途端、もっと深く日本酒を味わってみたいという気持ちが芽生えます。
■『久保田』で利き酒を実践してみたら……
にほんしゅさんや大橋さんの利き酒テクニックを参考に『久保田』の利き酒も実践。今回用意してもらったのは『久保田千寿』『久保田萬寿』『久保田萬寿 自社酵母仕込』『久保田翠寿』の4種類と、それに合う5種類のおつまみです。
ちなみに久保田は味の深さと香りの華やかさなどで種類が別れており、基本的におつまみも味の深さや香りの強さが似ているものを合わせると、マリアージュが生まれやすいのだそうです。知識をつけて楽しむ日本酒は、今までの日本酒体験とどれくらいの差が出るのでしょうか。
◇食事と一緒に楽しみたくなる、淡麗な味わい『久保田千寿』
まずは、最も手に取りやすい価格の『久保田千寿』から。香りはあまり強くなく、フルーティーな味わいもありつつ、キレが残味として残るので、食中酒としても適していそうです。かまぼこやしんじょなど、定番のおつまみにも合います。クセもあまりなく、日々の食事と一緒に楽しみたくなる、淡麗な味わいです。
◇やわらかなキレを楽しめる『久保田萬寿』
次に、疲れた日のご褒美としても楽しみたい『久保田萬寿』。千寿と比べると香りも強く、口に含む前からフルーティーさに包まれます。口に含むと、旨味と甘みがぱっと広がり、やわらかな味わい。しかし、残味はキレが残るので不思議な感覚です。