電子レンジの中は細菌がいっぱい。過酷な環境でも繁殖する「極限環境微生物」の宝庫だった (2/3ページ)

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 また家庭用の電子レンジからは、人間の糞便に含まれているクレブシエラ属などの感染症を引き起こす細菌も見つかっている。

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 一方、実験室の電子レンジでは、遺伝的にもっとも多様な細菌たちが確認された。

 そこにはキッチンで見られる細菌もいたが、放射線・高温・極度の乾燥といった過酷な状況に耐えられる極限環境微生物までもがいた。

 この研究は、電子レンジの放射が大腸菌やサルモネラ菌などの食中毒を引き起こす細菌を加熱して完全に死滅させるという一般的な誤解に異議を唱える既存の研究に新たな知見を加えるものである。

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photo by iStock・マメに電子レンジをお掃除することが大切
 研究チームのマヌエル・ポルカー氏は、「特殊な場所に行かなくても、微生物の多様性を見つけることはできます」と語る。

 こうした電子レンジの極限環境微生物は、繰り返し電磁波をあびせられて、生き残った菌が進化的に選ばれてきた可能性があるとのこと。

 だがうまく利用すれば、有害廃棄物を浄化するなんて応用も可能かもしれないそうだ。

 研究チームは次のステップとして、電子レンジの使用がこれらの細菌にどのような影響を与えるかを調査する予定であるとのこと。

 だが私たちがこの研究から学ぶべきことはもっとシンプルだ。

 「電子レンジは純粋で菌のいない場所ではありません」とポルカー氏は話す。

 電子レンジが病原菌の宝庫であるなどと過度に怯える必要はないが、それでも普段から頻繁に、定期的に次亜塩素酸水や消毒スプレーなどを吹きかけてお掃除するのがオススメであるそうだ。
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