カリフォルニアで地震の2日前にリュウグウノツカイが発見され「災害の前兆」説が浮上する (4/5ページ)

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 そういった事例を受けて、地震発生の前に放出されるガスや電磁波、あるいは地殻変動の影響で、深海魚が海面近くまでやって来るのではないかという説が、学者たちの間でも提唱されるようになった。

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 静岡県立大学客員教授の長尾年恭氏は、東海大学海洋研究所の所長を務めていた当時、東日本大震災をきっかけに、海洋生物と地震の関係についての研究を開始した。

 もしも本当に深海魚やクジラの異常行動と地震との間に因果関係があるのなら、地震予知にも役立つのでは?と考えたからだった。

 その研究結果について、長尾教授はコラムの中で次のように解説している。
 そこで東海大学海洋研究所では、織原義明特任准教授が中心となり、学術文献、新聞記事、水族館等の公開情報を国会図書館等に足を運んで調査し、出現日と場所が特定できた情報から、1928年11月~2011年3月に確認された336件の深海魚出現カタログを作成しました。

 そして、リュウグウノツカイやサケガシラなど地震前兆の深海魚といわれている8魚種について地震との関連を調べました(Orihara et al., 2019)。

 判断基準としては、深海魚が確認/捕獲されてから30日以内に、発見場所から半径100キロ以内が震源となったマグニチュード6以上の地震が発生している場合を「関係あり」と判断しました。その結果、2007年7月の新潟中越沖地震以外では、対応する地震が発生していなかったのです。

「リュウグウノツカイは地震の前兆か?」より引用
 つまりこの調査では、深海魚の出現と地震の間に因果関係があるという結論には至らなかったことになる。
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