氷が解けて南極大陸が海から隆起、地球に及ぼす影響は? (2/4ページ)
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南極の 今年と昨年の海氷の異常値 / image credit:@zlabe.bsky.social・地球温暖化の状況次第で海面上昇は大きく変わる
もし地球温暖化を抑えることができたなら、2500年までの海面上昇は最大1.7mにとどまる。だが、もしこのまま温暖化が続くのなら、最大19.5mにも達してしまう。
このような極端な差が生まれるのは、大陸が隆起するペースによって氷が海に流れ出るペースが左右されるからだ。
もしも氷があまりにも速く溶け、氷床が後退するペースが隆起ペースを上回ると、その分水が海に追い出されやすくなる。それゆえに海面上昇は増幅される。
ところが、氷の融解を防ぐことができれば、大陸が迫り上がることで、その上の氷が温かい海水から隔離され、氷のまま保たれやすくなる。この場合、南極に起因する海面上昇は最大40%抑えられる。
ただ、こうした見解は、南極西部の地震データ不足や、グリーンランドや世界各地の山岳地帯の状況が考慮されていないなど、現実と異なる点もあるため、予測とするには不確実なところもある。
沿岸地域には約7億人が暮らしており、海面上昇によるコストは今世紀末までには数兆ドルに達するとの試算がある。それゆえに、南極の氷の融解とそれに続く連鎖反応を理解することは大切なのだと研究チームは述べている。
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2000~2150年にかけての海面上昇予測。