氷が解けて南極大陸が海から隆起、地球に及ぼす影響は? (1/4ページ)
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これまで南極大陸は氷という重りで押さえつけられていた。今それが失われることで、押しつぶされていたスポンジが膨らむように、大陸が海から浮き上がっているそうだ。
この現象を「後氷期地殻隆起」という。新たな研究によれば、それが将来的な海面上昇に与える影響はケース・バイ・ケースだそうだ。
もしも地球温暖化を抑えることができれば、南極に起因する海面上昇は最大40%減る。逆にこのまま温暖化が進むなら、海面上昇は増幅され、状況はさらに悪化すると考えられるという。
・氷が解けて南極大陸がせりあがってきている
カナダ、マギル大学の氷河学者ナタリヤ・ゴメス氏らは、南極の氷床の下にあるマントルを調査し、いくつかの重要な地域にはひときわ柔らかい部分があることを発見した。
こうした発見と地震のデータを合わせると、そうした柔らかさが意外なほど急激な南極の隆起を引き起こしていると考えられるという。
そうした地形の変化は数千年ではなく、数十年というスパンで進むほど速い。
3Dモデリングを利用したシミュレーションによるなら、後氷期地殻隆起の影響はケース・バイ・ケースであるようだ。