ひとりで最強を目指さない。花王ビオレUVのマーケターが辿り着いた「自分らしい働き方」 (2/5ページ)
リサーチ部門で印象的だったお仕事はありますか?
入社直後だったこともあり、たくさんのことを学ばせていただきました。特に、リサーチ部門では、お客様視点を養うことができたのが大きかったと感じています。ユーザーに直接インタビューしてみると、私たちが想定していなかったポイントに魅力を感じてくださるなど、新たな発見が多くあります。定性調査や定量調査を行うと、主観では見えなかった商品像が浮かんでくるのが楽しかったです。
確かに、商品についての理解が深い社内の方と生活者では、同じものを見ても違うイメージを持ってしまいそうですね。
マーケティングをしていると、担当している商品が我が子のようにかわいく見えてきてしまうので、自分の主観を反映したくなってしまう時もあるんですよね(笑)。でも弊社は「お客様の視点に立って考えること」を大切にしているので、バランス感覚を持つことを常に意識しています。商品に情熱を持つことは大切ですが、お客様が同じ情報量を持っているとは限らないですから。
■商品開発からSNS訴求まで……花王のマーケターは「商品の監督」
槌田さんの現在の仕事に関しても、詳しく教えていただけますでしょうか。
弊社においてのマーケティング担当、いわゆる「事業部」は、担当商品を川上から川下まで一貫して関わり、社内の関連部門や社外の協力会社との調整を行います。商品のネーミングやコンセプト、届けたい価値などをゼロから作り上げ、研究員と処方を確認しながら、一緒に商品づくりを行います。商品ができてからは、生産部門と需給調整をしたり、作成部門と店頭販促物を制作したり、営業部門と販売戦略を立てたり、SNS戦略、CMなどの広告周りを広告代理店と進めたりなど、お客様と商品の接点づくりを考えるのも、私たちの仕事です。
まさに川下から川上まで、ですね。商品開発のようなお仕事もされているんですね!
実際の処方を考えてくれるのは研究チームですが、新商品を「誰に届けたいか」「どのような価値を感じてもらいたいか」といった方針を考えるのは私たちの仕事ですね。