父の趣味に隠されていた愛。クズ父だからこそ引き出せた夏の本音【海のはじまり#8】 (2/3ページ)

マイナビウーマン

人がどう感じるかなんて二の次で、自分の思うがままに生きている感。

あのすてきな夏の母は溝江の何が良くて結婚したのでしょう? 疑問しか抱かないほど、酷い人間性に、いつもは温厚な夏も海がいなくなった場で椅子を蹴るなど怒りを露わにします。

その後も「育ててなくても血がつながっていれば愛し続けているに違いないって期待しちゃったの? 育ててない親なんてしょうもないって分かっちゃったね。かわいそうに」となぜここまで人を傷つける必要があるのか疑うレベルで酷い言葉のオンパレード。

会ったことを後悔するレベルの再会となってしまいました。

◼️父の趣味の真実

夏が通う写真屋さんに行くと、あれから溝江が夏を気にして通っていたことを知ります。一部始終を話すと「二人とも説明が下手なんだよなぁ」と溝江の居場所を教えてくれ、夏は再度父に会いに行くことに。

そこで知ったのは父の愛でした。

父にとっては「カメラが趣味」だったのではなく、「夏が趣味」だったこと。毎日違う表情をしている夏を残しておきたいから、カメラを買ったこと。離婚して夏に会わないならもうカメラはいらないから、夏に「欲しいか?」と聞いたら笑ったからあげたこと。

愛情や絆のかけらもないと思っていた父の愛の全てが、夏の愛用するカメラに詰まっており、まさにカメラは親子の絆だったのです。

◼️クズ父だからこそ引き出された夏の本音

誰もが海と水季(古河琴音)の一件で辛い思いをしていて、でもみんな優しくて……。心優しい夏は、そのせいで誰にも本音が言えなくなっていました。

一方で清々しいほどに本音しか言わない父。クズだからこそ、夏も抱え込んで気持ちをぶちまけることができました。海の存在を知った時、本当はめんどくさいことになったと思っていたこと。生きていたから罪悪感から解放されたけど、弥生との結婚も考えていた中で、全てのタイミングが最悪だったこと。

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