藤原道長 暗殺計画に加担!?平維衡と伊勢国の覇権を争った軍事貴族「平致頼」とは何者?【光る君へ】 (2/4ページ)
菊池容斎『前賢故実』より
平致頼は生年不詳、平氏の一族である平公雅(きみまさ)の五男として誕生しました。
【平致頼・略系図】
……平高望-平良兼-平公雅-平致頼……
兄弟には平致利(むねとし。正五位下・出羽守)・平致成(むねなり。従五位上・出羽守)・平致光(むねみつ。大宰大監)・平致遠(むねとお。従五位下)がいます。
※『尊卑分脈』第十六巻による。ほか平致秋(むねとき?むねあき?)・女子(平忠常正室)・女子(有道維広室)などがいたとも。
従五位下・備中掾(びっちゅうのじょう。国司の三等官)の官位を有していたことから平五大夫(へいごたいふ)と号しました。
平五とは平氏の五男、大夫は四~五位の位階を持つ者を指します。
同族の平維衡とは、三代遡ると祖先を同じくする又従兄弟(はとこ)同士の関係でした。
【平維衡・略系図】
……平高望-平国香-平貞盛-平維衡……
また致頼の子供には平致経(むねつね。左衛門大尉)・平公親(きみちか。内匠允)・平公致(きみむね)などがいます。いずれも妻は不明です。
天下之一物・道長四天王に数えられる
平致頼は武勇にすぐれ、後世「天下之一物(大江匡房『続本朝往生伝』)」と讃えられました(ほか源満仲・源満政・源頼光・平維衡)。
また藤原道長に仕える道長四天王(藤原保昌・源頼信・平維衡・平致頼)の一人にも数えられています。