【光る君へ】平安の文学オタク女子!源氏物語の大ファンで「更級日記」の作者・ちぐさ(菅原孝標女)の人生 (3/4ページ)

Japaaan

『更級日記』書名の由来は?

『石山寺縁起絵巻』より、眠る菅原孝標女。

菅原孝標女が記した『更級日記』の「更科」は、信濃国更科郡(現:長野県長野市・千曲市・坂城町)の各部)に由来するそうです。

『更級日記』の作中には

月も出でで 闇にくれたる 姨捨(おばすて)に なにとて今宵 たづね来つらむ

【意訳】月も出ないで真っ暗な姨捨山に、なぜ今夜訪ねていらしたのですか?

という歌があり、これは『古今和歌集』の

わが心 慰めかねつ 更級や 姨捨山に 照る月を見て(詠み人知らず)

【意訳】私の心を慰めてくれるのは、更科や姨捨山を照らす月明かりだけだ。

から本歌取りしているとか。

なお作中に「更科」という文言は使われておらず、鎌倉時代に藤原定家(ていか/さだいえ)が写した際に『更級日記』と外題したとも考えられています。

姨捨の地名から更級を連想し、その外題をつけたのかも知れませんね。

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