【光る君へ】惟規、ついに退場なのか…?まひろ(藤式部)の弟・藤原惟規の”らしさ”あふれる最期がコチラ (2/4ページ)
その様子を記した『十訓抄詳解』を読んでみましょう。
都にも恋しき人の数多(あまた)あれば……。四五 藤原惟規は、世のすきものなりけり。父越後守為時に伴ひて、彼國へくだりける程に、おもく煩ひけるが、
都にも恋ひしき人のあまたあれば、なほこの度はいかんとぞ思ふ。
とよみたりけれども、……
※『十訓抄詳解』上巻より
【意訳】藤原惟規は世に知られた女好きである。父の越後守任官にともなって越後国へ下った時、重病を患ってしまう。
「都にはまた会いたい人がたくさんいるんだ。だから此度(こたび)の旅は、生きて行こう(京都に帰ろう)と思う」
なんて詠んではみたが……。
僧侶を呼んで、極楽浄土への行き方を指南
……いとゞ限りにのみ見えければ、父のさたにて、或山寺より善知識をよびたりけるが、中有(ちうう)の旅のありさま、心ほそき様などいひて、これにやすらはで、直ちに浄土へ参り給ふべき様はなど、いひ聞かせけり……
※『十訓抄詳解』上巻より
【意訳】いよいよ生命が危なそうなので、為時はとある山寺から僧侶を呼び寄せて、惟規が成仏できるよう法話を聞かせた。
僧侶は冥途(冥土への道中)が大変心細いため、ただちに極楽浄土へたどりつくためのノウハウなどを指南する。