【光る君へ】惟規、ついに退場なのか…?まひろ(藤式部)の弟・藤原惟規の”らしさ”あふれる最期がコチラ (3/4ページ)

Japaaan

惟規の素朴な疑問「あの世って、どんな所?」

……「中有とは、いかなる所ぞ」と病人問ひければ「夕ぐれの空に、ひろき野にゆき出でたるやうにて、志れる人もなくて、たゞひとり、心ほそくまどひありくなり。倶舎には「欲往前路無資糧、求住中間無所止」なと申したる」といひけるを……

※『十訓抄詳解』上巻より

【意訳】話を聞いた惟規は、僧侶に「あの世って、どんなとこ?」と質問する。

僧侶は「夕暮れ空の下、荒涼たる平野をさまよい歩くようなものだ。知り合いもおらず独りぼっちで、心細い思いをするだろう」と答えた。

加えて「欲往前路無資糧、求住中間無所止(どこへ行っても食糧はなく、どこまで行っても安らぐ場所はない)」という法語を教える。

僧侶に呆れられる

あの世がこんな風流なとこだったらいいのに……(イメージ)

……聞きて「其の野には、あらしにたぐふもみぢ、風になびく尾花がもとに、まつむしも鈴むしも鳴くにや。さたにもあらば、何かくるしからん」といふ。これを聞きて、あいなく、心づきなくておほえければ、此の僧にけ去りにけり。……

※『十訓抄詳解』上巻より

【意訳】僧侶の話を聞いた惟規は、つまらなそうに言う。

「あーあ、あの世にも嵐に舞い散る紅葉や、風になびく尾花(ススキ)があればいいのに。それと松虫や鈴虫の声も欲しいな。そんな風雅な場所なら、一度行ってみたいけどね」

いよいよ死にそうだと言うのに、この期に及んでジョークを飛ばす惟規。僧侶は呆れて席を立つ。

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