なぜか”中国の貨幣”が流通していた室町時代…幕府はなぜ自前の貨幣を造らなかったのか? (2/4ページ)

Japaaan

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中国貨幣の「永楽銭」が流通していた

この時代は、物々交換から貨幣中心の経済に変わっていった時代で、経済史的には非常に重要な時期とされています。

経済の発達と異文化の輸入によって、庶民の日常生活や食生活においてさまざまな発明品が生まれました。例えば和菓子などのルーツをたどると、この時代に起源が求められるものなどが結構あります。

にもかかわらず、なぜか当時の室町幕府は、国内で流通させるための自前の貨幣を造りませんでした。実際に市場で流通していたのは、中国から輸入した渡来銭だったのです。

もっとも多く流通していたのは、明の永楽帝時代に鋳造が開始された永楽通宝で、これが日本の標準通貨になっていました。また、私鋳銭という私的に造られた貨幣も堂々と出回っていました。

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