なぜか”中国の貨幣”が流通していた室町時代…幕府はなぜ自前の貨幣を造らなかったのか? (1/4ページ)
影が薄い室町時代
室町時代といえば、足利尊氏が京都室町に幕府を開いたときから、第15代将軍・義昭が織田信長に追放されるまでの約240年間を指します。
後半は幕府の力が弱まり、各地でいざこざも起きていたので、室町時代後期などというよりも戦国時代といったほうがイメージしやすいでしょう。
このように、室町時代といえば足利尊氏や足利義満などのビッグネームが有名な程度で、「鎌倉時代から戦国時代への橋渡し」程度に認識している人も多いと思います。
日本史を学ぶ上でもどことなく影が薄い室町時代。しかしそれは今に始まったことではなく、実際のところ室町幕府は、幕府があった当時から影の薄い存在でした。
そのことを如実に物語るのが、当時の貨幣経済の状況です。