平賀源内の転落・破滅の原因は「炎上」だった!?当代きっての文化人を悲劇的な最期に導いた不運 (2/4ページ)

Japaaan

文化の爛熟した当時の江戸で、彼は「次々に面白いことをやる文化人」として名声を高めていきました。

さて、源内の人生の頂点は、エレキテルを自作してみせた49歳のときでしょう。

エレキテルはオランダから伝わった摩擦起電装置で、源内はこれを修理・自作してみせましたた。こうしてエレキテルは当時、珍しい器械として人気を集め、彼の名は高まりました。

国立博物館に展示されている平賀源内作のエレキテルの複製品(Wikipediaより)

が、これこそが源内を破滅に導くきっかけになりました。

弟子である職人の弥七がエレキテル人気に乗じ、源内に内緒でエレキテルを偽造して詐欺行為を働いたのです。

源内には何の罪もなかったものの、この一件で平賀源内の名声は失墜します。そして彼は世間から「山師」と見なされるようになったのです。

悪化する精神状態

この事件は、源内の懐と精神を直撃しました。源内はこの少し前に秩父鉱山の開発に失敗して貯えを失っていたところで、そこにいわば「エレキテル・バブル」の崩壊が加わったものだから、生活費にも困るようになったのです。

さらに、上記のような「平賀源内は山師だ」という悪評に悩み、精神状態も危うくなっていきました。

今で言えば、事実無根の案件で「炎上」して追い詰められていったというところでしょうか。こういった出来事は昔からあったのです。

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