芥川賞受賞「バリ山行」の”バリ”って何?自由に山を歩いてもいい?悪い?法律の観点で考える『登山道』 (1/3ページ)

Japaaan

芥川賞受賞「バリ山行」の”バリ”って何?自由に山を歩いてもいい?悪い?法律の観点で考える『登山道』

最近、芥川賞をとった「バリ山行」という作品が話題になりましたが、バリってなんのことかわかりますか?

藪漕ぎの登山道(フォトACより)

バリエーションルートの「バリ」なんです。

バリエーションルートとは、ざっくりいうと、一般的な登山道ではない道のこと。

普通は地図上に記されている「登山道」を歩くことが多いですが、沢登りや岩登り(ロッククライミング)、雪山など、「登山道をトレースしない山歩き」をする人が使うルートのことです。このルートは、その場所によって形態は様々ですが、山でしたら藪こぎを、沢登りでしたら滝の横の岸壁を上るなど、自分で方角や安全を確認しながら進む道をみつけていきます。

いずれにしても、出発地点と最終目的地が決まっていれば、人は通りやすい場所を選んで歩くので、獣道程度には踏み跡が残されているケースがほとんどです。なので、バリエーションルートは完全に環境を破壊しながら開拓していく、という大がかりなものではなく「その筋の人が使う玄人向きの道」といえます。

こういった場所に分け入っていくのは、「幸福追求権」という、国民の権利の範囲に該当します。自然を享受するために好きな場所へ行ける権利です。しかし、じゃあどこにでも入っていって、どこの笹藪を切ったり踏み歩いていいの?という疑問もあるでしょう。

この間、「閉山と開山の意味」という記事を書きました。そこでは開山と閉山は宗教的儀式と一種の区切りであって、昔の慣習に倣ったものであり法的根拠はないと書きました。

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