【日本初】音が認知症の周辺症状を改善!ガンマ波サウンドスピーカー「kikippa」による介護ケアの最前線をレポート (2/4ページ)
中核症状に関しては経口薬や注射薬の投与などが行われていますが、周辺症状に対しては有効な治療方法がないというのが現状だそうです。

そこで認知症ケアの新しいアプローチとして注目したのが、米国・マサチューセッツ工科大学の研究チームによるマウス試験。
40Hz周期音の刺激を与えると、脳内にガンマ波が発生し、アルツハイマー病の指標であるアミロイドβタンパク質の低減や認知機能障害の改善が見られたとのこと。
ガンマ波は集中力が高まった時に生じ、認知症、特にアルツハイマー型認知症の患者さんは健常な人に比べて少ないと言われているそう。
40Hzの音刺激を受けることで、認知症患者さんのガンマ波が惹起され、認知症の中核症状が改善されればその周辺症状も改善されると推測し、検証に至ったそうです。
日本初の検証!ガンマ波サウンドを聴くことで認知症の周辺症状が改善

検証は国立あおやぎ苑に入所する認知症フロアの認知症患者さん25名と、一般病床の患者さん31名を対象に実施。
認知症患者さんが入所するフロアのホールのテレビの音声を40Hzに変調し「ガンマ波サウンド」に加工するテレビスピーカー「kikippa」を接続。毎日9時間聴いてもらいました。
同時に一般病床の患者さんには、通常のテレビの音を聴いてもらい、スピーカー設置前の2023年12月と設置後6か月の2024年6月に調査を実施。中核症状と周辺症状において、数値的あるいは臨床的に変化が生じるかを検証しました。