実の父から育ての父への引導! 善意のオブラートでグロさが隠れた托卵計画のラスト【わたしの宝物#最終話】 (3/4ページ)
■やっと自分の気持ちに素直になった二人
職場の後輩の「守る家庭があってこそ仕事が一層頑張れる」という言葉や、冬月の後押し、そして美羽から借りパクしていたハンカチを見て、宏樹は自分の気持ちに素直になります。
離婚届を提出する予定日に、美羽を止めに行くため、宏樹は役所に向かって走り出すのです。めちゃくちゃ奇跡的に時間も経路も歩幅も合い、美羽と遭遇することができた宏樹はずっと我慢してきた本音を美羽に伝えます。
「離婚届、待ってほしい。俺が美羽を苦しめたこと、美羽がしたこと、それは消えないし、だからこの先苦しむこともあるかもしれない。だけど俺は美羽と一緒にいたいんだ。俺は栞が大きくなっていくのが見たい。美羽と一緒に栞の成長を見守っていきたい」
以前、浅岡も言っていた、血の繋がりを超えた親子の絆と愛情に素直になった宏樹。
それに応えるように、美羽も「私も宏樹と一緒にいたい。一緒に栞を幸せにしたい」と、本音を伝え、その結果、二人は復縁することとなりました。
■冬月の聖人君主さありきで成り立つ大円団
宏樹の心の移り変わりがスマホの待ち受けで表現されているのも印象的でした。
栞溺愛期は栞単独の待ち受け、自分が身を引くと決めた時には普通の待ち受けに変わり、ラストには家族3人の待ち受けに。
「栞に父親のことを伝える時は、(美羽だけじゃなく)俺も一緒に……」と宏樹は言っていましたが、戸籍上は宏樹の子どもになっているはずなので、そこまで馬鹿正直にならず、この秘密は栞のために墓場まで持っていってあげてほしい気もします。
子どもが生まれたことにより、宏樹のモラハラが奇跡的に好転し、「托卵」という本来であれば許されない事案も、全てが大円団でまとまるという。
ハッピーエンドなのか、実の父である冬月にとってはバッドエンドなのか、今までにない着地点となったこのドラマ。