大河『べらぼう』で男色家・平賀源内が愛した実在の女形・瀬川菊之丞の生涯【後編】 (4/6ページ)

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さらに明和三年(1766年)の中村座での公演『八百屋お七恋江戸紫』にて、下女のお杉役で着た衣装の色「路考茶」は男女問わず、着物のトレンドカラーとして大流行したほどです。

ちなみに江戸時代は、「役者色」という歌舞伎役者の名前がついたオリジナルカラーが売れていました。路考茶は、やや渋味のある少し黄色味のある茶系です。

二代目瀬川菊之丞の色として江戸っ子に流行った「路考茶」CMYK (0, 20, 70, 55)

江戸時代中期の浮世絵師で、細身で可憐で繊細な美人画で人気を博した鈴木晴信は、肉筆画を描くことは少なかったそうですが、二代目菊之丞の姿を肉筆で描いた作品を残しています。

菊之丞大人気の当時、美女のことを「路考娘」と呼んでいました。

また、ドラマにも登場する浮世絵師・勝川 春章(かつかわ しゅんしょう/前野朋哉)も、菊之丞が亡くなる数年前の演目で美女『笠屋三勝』を演じているところを描いています。

絵師たちは菊之丞を描きながらも、そのあまりの美しさに胸をときめかせながら筆を運んでいたのではないでしょうか。

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