埼玉県初!神経を再生する歯髄再生治療を2月に実施予定――年間600万本の歯の“時限爆弾”を救う日本独自の革新技術――
関口歯科(埼玉県川越市、院長 関口 寛之)は、埼玉県在住の40代男性が、15年前に虫歯で抜いてしまった神経(歯髄)を再生させるために、2025年2月から歯髄再生治療を実施します。この症例は埼玉県で初めての歯髄再生治療の症例になります。世界中の歯科医師が悲願としている“虫歯で抜いた神経を再生させ、破折リスクを劇的に低下させる“革新的な治療法がついに実現します。
■深刻な社会課題:死んだ歯の増加と時限爆弾のような歯根破折
日本では、年間600万本の歯が虫歯や外傷で神経を抜かれていると言われています。※1
※1:参考文献
論文「我が国における歯内療法の現状と課題(須田英明)」2011 年1月31日
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jeajournal/32/1/32_1/_article/-char/ja/
そして、神経を抜いた歯は、見た目は健康に見えても、血流が無くなって栄養がいきわたらなくなるため、枯れ木のように内部が劣化して脆くなってしまいます。
さらに、口の中では、噛むときに体重以上の力(咬合力)がかかっている過酷な環境です。そして、現代社会では、ストレスによる食いしばり、歯軋り、硬い嗜好品など強烈な力が歯に負担をかけている現状です。
虫歯や外傷で、神経を抜かれてしまった脆弱な歯は、この負荷に耐えきれず少しずつ亀裂が入り、最終的には割れて抜歯するしかない結末になります。
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たとえ銀歯やセラミックなどの被せ物をしても、その力は歯の根に伝わり、歯根破折を起こしてしまいます。虫歯や歯周病という症状は治療して治す方法があるのですが、歯根破折を起こしてしまった場合は、即抜歯するしか選択肢がなくなるのです。
つまり、根管治療によって神経を抜かれた歯は、痛みのない状況の中で気づかれることなく、いつ破折を起こしてしまうかもしれない、口の中にある時限爆弾のようになってしまっているのです。
■抜歯原因の62%は、神経を失った歯の歯根破折である※2
※2:参考文献
Axelsson P, Nystrom B,Lindhe J : The long-term effect of plaque control program on tooth mortality, caries and periodontal disease in adults. Results after 30 years of maintenance, J Clin Periodontol,31:749-759,2004
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15312097/
旧石器時代から悩まされてきた歯周病を克服しつつある現代人にとっても、歯根破折は21世紀の歯科医療の大きな課題となっています。それを解決する大きなキーワードとして、今回ご紹介する「歯髄再生」が大手メディアなどでも脚光を浴びつつあります。
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■歯髄再生治療とは
↓当院での歯髄再生治療詳細ページ
https://www.sekiguchi-dental.net/treatment11/
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これまでの治療法では虫歯や事故で神経を除去した場合、根の中(根管)を清掃した後、ゴムのような材料を充填して銀歯やセラミックを被せていました。この処置により、ある程度は感染から歯を守ることは出来ましたが、現代社会でも前述した「歯にかかる強力な力による歯の破折」を防ぐことは出来ませんでした。
そこで、歯髄再生治療では、まずご本人が持つ親知らずなどの不用歯を抜去し、取り出した歯髄組織から幹細胞を採取・培養します。その歯髄幹細胞を、神経を抜いた歯の根管内に移植し、再び神経を蘇らせ血流を再開させます。
分かりやすく言えば、「歯を生き返らせる」画期的な治療法です。この治療法は世界に先駆けて2020年に日本で開始されました。神経が再生され血流が戻った歯は、劇的に強度が回復し、破折リスクが大幅に減少します。抜歯原因の60%を超える「歯根破折」から歯を守る、歯科医療のゲームチェンジャーになり得る治療法なのです。
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■埼玉から世界に向けて発信したい
私(関口寛之)は、祖父の跡を継ぎ、当院を開設し16年間、地域の人々の歯を守るため、数えきれないほどの学会や研修会に参加し、知識技術の習得に励んでまいりました。努力の甲斐もあり、技術は向上し、重度の虫歯や歯周病の歯を救えるようになりました。
しかし、どうしても救うことの出来ないのが「破折してしまった歯」でした。
そのほとんどが前述した通り、神経を抜いた歯なのです。どれほど丁寧に根の治療をし、美しいセラミックを被せても数年で割れて抜歯になってしまう・・・。徐々に入れ歯は大きくなり、インプラントの数は増えていく・・・。
何度も何度も同じような悲しい状況を見て、無力感を感じていました。
■大切なご自身の歯を残してあげたい。救ってあげたい。
歯科医師としてずっと願い、良い治療法を探し続けてきました。神経を再生出来れば、歯の強度は上がり破折は起こりにくくなり、抜歯になる歯は激減します。根の先に膿が出来て、治療を繰り返すこともありません。
そんな夢のような治療法が出来るようになりました。
若年者がスポーツ中のトラブルや交通事故で神経を失ってしまった場合にも、乳歯や親知らずを使うことで歯髄の再生が可能です。若者の未来を変えることも出来るのです。
2025年1月現在、国内で27の歯科医院で受けることが可能なこの治療法は、埼玉県では当院が初めての実施医院となります。この素晴らしい治療を埼玉から全国に、そして世界に向けて発信していきたい。その活動を残りの歯科人生をかけて行っていきます。
■埼玉県初の「歯髄再生治療」導入:関口歯科の取り組み
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2年前に歯髄再生治療の存在を知り、そこから1年以上の準備期間を経て、一般社団法人歯科再生医療協会による技術指導、スタッフトレーニング、国への申請手続きなど、治療開始に向け徹底した準備を行ってまいりました。
その結果、2024年11月に、埼玉県で初めて歯髄再生治療のための再生医療提供計画が関東信越厚生局で受理されました。細胞を取り扱う治療のため規制が厳しく、これまでに多くの労力と時間がかかりましたが、ようやくこの素晴らしい治療を県内の患者様に提供する準備が整いました。
・当院での歯髄再生治療の紹介ページ→ https://www.sekiguchi-dental.net/treatment11
・当院は、一般社団法人歯科再生医療協会の「歯髄再生治療実施医院」として登録されています。
【参照ページ】→https://pulp1.drma.or.jp/
・当院の再生医療提供計画が厚生労働省に受理され、埼玉県では唯一の導入歯科医院になりました。
【参考】当院掲載ページ→ https://saiseiiryo.mhlw.go.jp/published_plan/index/2
■埼玉県初の「歯髄再生治療」開始時期と対象
・開始予定日:2025年2月
・対象:虫歯で神経を抜いた40代男性
■メディアの皆様へのお願い
本治療の普及に向け、多くの方に知っていただきたいと考えております。
ぜひ取材や記事掲載を通じてご協力いただければ幸いです。以下の取材対応が可能です。
・治療写真の提供(顔写真は要相談)
・施術を受けた患者様のインタビュー
・歯髄再生治療に関する詳細な技術説明
※本治療は、すべての方に適用できるわけではありません。詳細な適応条件については、無料カウンセリングにてご相談ください。
※当院は、厚生労働省に再生医療提供計画が受理された埼玉県で唯一の歯科医院です。(2024年11月現在)
【参考】当院掲載ページ→ https://saiseiiryo.mhlw.go.jp/published_plan/index/2
■関口歯科について
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使命
本当に困っている方を、
本気で治したい方を救うこと。
安さ早さではない
良質な歯科医療を提供すること。
■院長 関口寛之について
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開業以来、理想とする歯科医師像に近づくことだけを考えて日々歩んできました。自分にとって人生は即歯科医業であり、これからも妥協なく努力してまいります。
【学歴】日本歯科大学歯学部
【職歴】丸山歯科クリニック(渋谷区)、四谷三丁目歯科矯正歯科(新宿区)
【資格・所属学会・研究会】
日本顕微鏡歯科学会 認定医、日本歯周病学会 認定医、日本有床義歯(入れ歯)学会 認定医、BPSデンチャー(総義歯)クリニカルデンティスト、臨床歯科を語る会、F会
【執筆論文・文献】
・日本有床義歯学会誌「異なる2種類の支台装置を使用した上顎少数歯残存症例」
・THE INTERNATIONAL JOURNAL OF MICRODENTISTRY「SURGICAL APPROACH TO A CALCIFIED MAXILLARY CANINE ROOT CANAL WITH A ROOT APICAL LESION:A CASE REPORT」:クインテッセンス出版株式会社
・臨床に活かす!デンタルX線写真 撮る・読む・診るを極める「エンドを読む」:クインテッセンス出版株式会社
・聞くに聞けない補綴治療100「支台歯形成のポイント」:デンタルダイヤモンド社
FEED NOTE for Dentists 金子一芳のいっしょに診て考えよう「嘔吐反射に配慮した少数歯残存症例」:フィード株式会社
・日本歯科評論「一歯単位の診断力・治療技術の向上を目指して」:ヒョーロン
・日本歯科評論「マイクロスコープによる拡大視野下でミラーテクニックを用いたアプローチ」:ヒョーロン
【講演・研修】
2014年 リヒテンシュタイン公国 BPSデンチャー研修 クリニカルライセンス取得
2018年 カンボジア王国 首都プノンペンにあるヘルスサイエンス大学にて講演
2019年 アメリカ ペンシルバニア大学エンドドンティックシンポジウムに参加
2024年 第9回日本有床義歯学会学術大会「ジルコニアクラウン&パーシャルデンチャーによる全顎補綴を成功させる製作手順」講演
■なぜ、自由診療なのか?
難しい問題を抱えた患者さんの叫びの声に応えようとするたびに、昭和30年代に出来た制度の矛盾に苦しみました。救うための研鑽を続け、その技術を手に入れても、現場にそぐわないルールが邪魔をして救えない現状がそこにはありました。
保険治療をベースにした「自費治療」で解決を模索しましたが、そこには混合診療の問題がありました。
多くの患者さんに来院していただき、とても幸せでしたが、一人一人に時間を割けない状況にいつも罪の意識を感じていました。
人それぞれ正義があり、多くのご意見があると思いますが、これからの歯科医師人生を一点の曇りもないものにするために、保険診療から離れて自由診療専門医院に移行することを決断いたしました。
妥協なき最善の治療を行うこと。これが自分の正義であり、歯科医師として歩む道です。
→詳しくは:https://www.sekiguchi-dental.net/free/
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NDY4MCMzNTAyNTkjMzUwMjU5X2Q1NTM0NGFjZGI0MjI2NjY4ZTJkN2RmYjRkYzFkN2ZiLnBuZw.png ]
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