日本が世界に誇る「崩れない石垣」に秘められた建築技術!戦国時代の城はプロによって支えられていた (3/4ページ)
そういう工夫によって、地震で石垣全体が揺れても、崩れないようになっているのです。
世界建築史上の傑作地震で石垣が揺れた場合、最も大きな力が加わるのは下の四隅です。
そのため、四隅の石は長方形の石を密着させる算木積みという技法が用いられており、精密に組み上げられています。
さらにその上にヤグラを載せて押さえるので、四隅はなお崩れにくくなるわけです。
お城の四隅にヤグラが載せてあるのは単に物見のためだけではなく、そこに重量をかけるためなのです。
逆に言えば、四隅のヤグラや天守を取り除いてしまうと石垣はもろくなる理屈です。実際、小田原城は大震災のときに天守閣がなかったため、石垣が壊れてしまいました。