雨の日に火縄銃は使えたのか?戦国時代、欠点だらけの武器は涙ぐましい努力により使いこなしていた (2/3ページ)
何より、火縄銃には雨風という大敵があったからです。
雨が降れば縄が濡れ、火薬に点火できなくなります。たとえ火縄を雨から守っても、火皿に水が入れば同じことです。
また、強風が吹きつけると弾丸が風に流され、命中精度がひどく落ちました。
このうち、雨については火縄の改良によってやがて改善されます。火縄の素材には最初の頃は竹や檜が使われていましたが、木綿を使うと雨に強くなることが分かったのです。
問題の改善と克服さらに、水火縄または雨火縄という、雨が降っても消えない火縄も開発されました。
それらの作り方は各地で異なっており、たとえば火縄に漆を塗ることで雨を弾くものもあれば、火縄を硝石やお歯黒に使う鉄漿で煮て、火持ちをよくしたケースもありました。
そして火皿にも改良が加えられます。雨で濡れないようにするため、革製の雨覆いが付けられたのです。
こうした防水対策によって、火縄銃の信頼性は高まっていきました。
残る命中精度の問題ですが、これは改善するのは難しかったようです。