「武士」の本当の姿とは?戦国時代から江戸時代、明治維新まで変化してきたその役割 (3/3ページ)
こうして振り返ると、武士の生き方は時代とともに大きく変わってきたことがわかります。戦国時代の武士は、自分の生き残りを最優先にする「戦略家」でしたが、江戸時代の武士は戦わずに政治を担当する「公務員」のような存在でした。
そして、明治維新以降は、武士という身分そのものがなくなりました。私たちがよくイメージする「主君に忠義を尽くす侍」という姿は、武士の歴史のほんの一部分にすぎません。実際の武士は、戦士であり、政治家であり、経営者であり、公務員でもあったのです。
歴史を学ぶことで、武士が時代によってどのように生きてきたのかを知ることができます。読者の皆さんは、どの時代の武士に最も興味を持ちましたか?
参考
関幸彦『武士の誕生』 (2013 講談社)
髙橋昌明『武士の日本史』(2018 岩波書店)
五味文彦『武士論 中世史から見直す』(2021 講談社)
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan