わたしたちはその後無事に夫たちと合流でき、お姉さんも連れの彼氏さんと合流されたようです。

彼氏さんが「なんでこんなに遅かったんだ？」と怒っているようでしたが、女性は長女を抱っこしてたことなど一言も言わず、「ごめんごめーん。でも雨だし仕方ないよー。人が多かったからねぇ」と話しているのが聞こえました。

本来なら私が一言お話すれば良かったんでしょうが、4人の子供を移動させることで精一杯でお礼も言えないまま......。

それから14年ほど経ち、長女は21歳になりました。

あの時のお姉さんと同じくらいだと思います。長女は覚えていないようですが、私はずっとお礼を言えなかった事を悔やんでいます。

あの時のお姉さん、本当にありがとうございました。お姉さんがいなければ長女は人混みでケガをしていたかもしれません。

いつかお礼を言いたいと思っていましたが、発信する場がありませんでした。ここを見てもらえてたらな、と思います。

もうお顔も覚えていませんが、心より感謝しております。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて！

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。