大河ドラマ『べらぼう』つたや三兄弟の癒しキャラ!? じわじわ人気度アップ「次郎兵衛にいさん」の魅力【後編】 (4/7ページ)
オランダ伝承の玩具で「ビードロ」とも呼ばれています。球形や台形をしたガラスの「頭」に細長い管が付いていて、その管の先を口に咥えて息を吹き込むと、気圧差とガラスの弾力によって底がへっこんだり出っ張ったりします。
ポッピンは江戸時代後期に中国から伝わったそうで、正月に吹くと厄除けになるといわれていました。
喜多川歌麿の有名な美人画にも「ポッピンを吹く女」という作品があります。もしかしたら、にいさんがどこで買ったかしらないけれどもポッピンを吹いているのは、唐丸が成長して喜多川歌麿になって蔦重の前に姿を現すのでは……と推測する声もあります。
ぺこんぺこんと、ポッピンを鳴らしながら眠たそうに去っていくにいさん……いろいろ心配なところも多いキャラですが、時折仕事で悩み釈然としない様子の蔦重に「はあ。なんだ重三、欲が出てきたって話かい?」などと、鋭い指摘をすることも。
ただの「癒しの存在」では終わらないような予感がします。
金持ちの坊ちゃんとして育ってきた大らかさと、吉原という特殊な環境を生まれ育ってきてからずっと見てきたところが、あのキャラクターになったのでしょうか。