実はかなりの強引手段だった!江戸時代の盗賊はめちゃくちゃ重い「千両箱」どのように盗んだのか? (3/4ページ)
しかも、千両箱の頑丈な木箱そのものが3~4キロはあったため、合計20キロ以上になります。
20キロというのは、飛行機に乗るときに預けるスーツケースの重さくらいです。とても、肩に担いで身軽に跳びはねられる重さではありません。
大坂の豪商鴻池家で使われていた千両箱(Wikipediaより)
また、千両箱といっても中には2000両入りや5000両入りの大箱もありました。そういう大金入りの千両箱は箱自体も重くなるため、鍛え抜いた盗賊でも抱えたまま屋根の上を走り去り、地面に飛び降りるなどということは不可能だったはずです。
では、どのように持ち去っていたのでしょうか?
真相はというと……
盗賊は集団で押し込み、家人らを殺傷したり、縛りつけてから、荷車などに千両箱を積み込み、悠々と地面を伝って逃走したのです。
こうした盗賊たちにとって、武家、特に中規模以下の武家屋敷は格好の狙い目でした。
つまり、家臣を多く雇うほどの経済力がないので盗賊団は反撃されるリスクが少ないです。一方で武家は体面を気にするため、表沙汰にしないことが多いというメリットがありました。