幕末のヒーローは過大評価とウソだらけ!?坂本龍馬のイメージが崩れていくさまざまな新説 (3/4ページ)

Japaaan

その一つは、龍馬の功績として真っ先に挙げられる薩長同盟です。1866(慶応2)年に成立した薩摩藩と長州藩の軍事同盟ですね。

この同盟を締結するにあたっては、それまで犬猿の仲だった両藩を龍馬が奔走して手を握らせたとされています。これが、のちの討幕運動の原動力になったとされているのです。

しかし、佛教大学の青山忠正氏(明治維新史)は

「一次史料を読む限り、内容は薩摩藩が朝廷に長州藩主親子の官位停止の撤回を働きかけるという支援表明です。討幕うんぬんは無理があります」(朝日新聞2013年3月4日付けの記事より)

と述べています。また、薩摩の西郷隆盛と長州の木戸孝允との会談についても、青山氏は

「坂本が発案したというより、薩摩の意を受けたエージェントとして動いたのでしょう。両藩とも重要な交渉は正規の藩士が行っており、坂本はその下働きに過ぎなかった」(前掲朝日新聞の記事)

とも述べています。

薩長土同盟の記念碑

次に、龍馬が船の中で考えたといわれる新政の構想「船中八策」についても、『「坂本龍馬」の誕生』(人文書院)の著者・知野文哉氏によると、実は原本も写本もないというのです。

知野氏は、船中八策のエピソードは明治以降に書かれた龍馬の伝記の中で創作されたとみています。

認めがたい新説ばかり

他にも、龍馬にまつわるあれこれが作り話ばかりだという疑惑はたくさんあります。

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