大河ドラマ「べらぼう」で遊女の爪がほんのり赤いことに気が付いた?〜 江戸時代の化粧と「紅色」 (2/4ページ)
紅を塗った花魁
月岡芳年「風俗三十二相 しなやかさう 天保年間傾城之風俗」( 綱島亀吉, 明治21)
成分は何かといいますと、飛鳥・奈良時代は「紅殻」(べにがら)と呼ばれる酸化鉄(赤サビのもと)で、平安時代はホウセンカとホオズキの葉を揉み合わせたもので色を抽出し、爪にすりこみました。これを「爪紅」(つまくれない)といいます。
江戸時代になると、中国から紅花を使った染色技術が渡来。それを爪にも塗ったので「爪紅」(つまべに)と呼ばれるようになりました。