「令和の赤ひげ先生」が語る 子どもの不安症 ー 早期発見と家庭でできる3つの予防法 (2/3ページ)

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そして親御さんにも、「お子さんを一人の人間として尊重してほしい」というメッセージを伝えたいと思っています。

児童精神科には「治療に時間がかかる」というイメージがあるかもしれませんが、実際には早期発見・早期治療で改善するケースも多くあります。1〜2回の診察で大きく回復する患者さまも珍しくありません。

昨年、驚いたことがありました。通院3回目の診察で、ある女の子が「私、何に悩んでいたんでしたっけ?」とすっかり元気になったのです。お母さんも驚いていました(笑)。治療が終わった後も「また来たい」と言ってくれる子どもたちが多く、「近くに来たから寄りました」と顔を見せに来てくれることもあります。本当に嬉しいですね。

3つのポイントで不安症を予防できる

親御さんにぜひ実践してほしい、簡単にできる3つのポイントをお伝えします。

1.子どもの不安を無理に聞き出さない
子どもが不安を感じているとき、「どうしたの?」「何を考えているの?」と問い詰めるのではなく、気分転換にドライブに行くなど、自然な形で寄り添うことが大切です。

2.カフェインを控える
コーヒーやエナジードリンクには多くのカフェインが含まれています。カフェインを控え、麦茶やルイボスティーに置き換えるだけでも、子どもの心身に良い影響を与えます。

3.セロトニンを増やす食事を心がける
セロトニンというホルモンが不足すると、不安や気分の落ち込みが生じやすくなります。セロトニンの原料となる「トリプトファン」を含む食品(乳製品、豆製品、蕎麦、バナナなど)を積極的に摂ることで、不安の予防につながります。また、セロトニンは夜になるとメラトニンに変わり、質の良い睡眠を促します。

こうした習慣を親御さんも一緒に実践することで、子どもだけでなく、親御さん自身の心の負担も軽減できます。女の子には「お通じが良くなったり、肌がきれいになったりするよ」と伝えると、楽しみながら取り組んでくれることもあります。

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