大河『べらぼう』身請け後にいったい何が!?四代目瀬川が自害した真相と彼女の人物像に迫る【後編】 (3/3ページ)
果たして四代目瀬川が自害した動機は未確定ですが、あくまで仮説ながら、この『吉原細見』に名前が残っていたことが引き金になったのかも知れません。
身請けされて、江市屋宗助の妻もしくは妾として暮らしていた四代目瀬川。
しかし吉原遊女であった過去が消える訳ではなく、誰かが何かの拍子に、彼女の名前が残っていた『吉原細見』を見てしまいます。
この事から遊女上がりと辱められた四代目瀬川が、苦渋の末に自害を選んでしまった……そんな可能性が脳裏をよぎりました。
あるいは大河ドラマでも描かれていた通り、身請けした江市屋宗助の他に間夫がおり、彼と冥土で添い遂げるべく自害してしまった可能性も考えられます。
決定的な説こそないものの、いずれにしても四代目瀬川が悲劇的な末路をたどったことは想像に難くないでしょう。
終わりに
今回は非業の死を遂げた四代目瀬川について、自害の真相と人物像に迫ってみました。
四代目瀬川・自害の動機は? 遊女上がりと辱められた? 間夫を想って遠隔心中した? その他 四代目瀬川の人物像は? 白芙蓉に喩えられる儚げな美女 多芸多才の持ち主 風雅の嗜みに富んでいた古くから佳人薄命とはよく言ったもので、四代目瀬川はまさにそんな女性だったようです。
しかし五代目瀬川はそんなジンクスを破り、鳥山検校とは何だかんだあったものの、三度目の結婚生活で穏やかな余生を迎えたのでした。
果たして五代目瀬川の再登場はあるのでしょうか?再び小芝風花の名演に期待しましょう!
※参考文献:
内藤耻叟ら標註『近古文芸温知叢書 第10編』国立国会図書館デジタルコレクション 三田村玄龍『鳶魚劇談』春陽堂、1925年9月 三田村鳶魚『江戸の人物 史実と芝居と』青蛙房、1956年3月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan