これぞ武士の妻!江戸時代、夫と共に討ち入り!死線を乗り越えた女房の武勇伝【葉隠】 (3/4ページ)

Japaaan

「さぁ、乗り込みますよ!」

「応!」

高木夫婦は一気呵成に三人が屯す中へ殴り込みました。

「昼間の遺恨、覚えがあろう!」

「「「すわっ、逃げろ!」」」

「「おのれ、逃がさぬぞ!」」

逃げ惑う農民らを散々に斬り立てた高木夫婦。結局、二人を斬り捨てて一人は負傷の上で逃走。恐らく奉行所へ逃げ込んだのでしょう。

斬捨御免の要件を満たさないため、高木何某は切腹となります。

(※)斬捨はその場で行わねば、後からの報復は卑怯未練の振る舞いとして罰せられました。

遺された二人の子供を抱えながら、高木妻はさぞかし苦労したことでしょう。

『葉隠』原文と解説

切腹する高木何某(イメージ)

三九 高木何某打ち果し候時女房働きの事 高木何某、近所の百姓三人相手にて口論仕出し、田の中にて打ちひしがれ罷り歸り候。女房申し候は、「御手前は死ぬ事を御忘れ候ては御座なきや。」と申し候に付て、「曾て忘れ申さゞる」由申し候。女房申し候は、「いづれ、人は一度は死に申すものにて、病死、切腹、縛首様々これある内に、見苦しき死を召されては無念の事に候。」と申し捨て外へ出で、追附罷り歸り、子供兩人これあり候をよく寝かせ候て、明松をこしらへ、暮過ぎに身拵へ致し、「先程見繕ひ候處、三人一所に集り、僉議致す様子に候。よき時分に候。

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