江戸時代の絵画を「愛」と「平和」をテーマに紹介する特別展「愛と平和の江戸絵画」が岡田美術館で開催 (2/3ページ)
平和が生んだ絵画さまざま
名所・遊楽から、日常を豊かにする琳派、旅を描いた浮世絵まで
平和の世の到来と、それを謳歌する気分は、絵画の中にも見て取ることができます。各地の名所や邸内を舞台に、現世を楽しむ享楽的な男女の姿を描いた風俗画が数多く制作され、やがて浮世絵の誕生へと繋がりました。
町衆(裕福な町人たち)や公家が支持した京都の俵屋宗達、尾形光琳、そして江戸の酒井抱一らに継承された琳派の様式は、都市の洗練された美意識を伝えます。
幕府によって整備された街道や宿場の発展は、経済的な効果をもたらすのみならず、多彩な文学や絵画作品を生むこととなりました。
いきものに向けたまなざし虫や魚、犬や猿など、生命を描いた愛おしい作品を紹介
華やかな花鳥から、小さな虫や魚まで、日本では様々ないきものが親しみを込めて描かれてきました。江戸時代には徹底した観察に基づく写実的な作品が多く残されたり、かわいらしい子犬の絵が人気を集めたりとたくさんの例が確認できます。